2024/07/12
こんにちは、アロマ・リフレスクールラシエスタの白鳥です。
今回のブログも、アロマテラピーの素晴らしい世界に触れる機会をみなさまと共有したいと思います。
アロマテラピーは植物の精油を使って心身のバランスを整える自然療法です。
医療機関で何でもないと言われても不快症状が続く場合、アロマテラピーを試してみる価値はあります。
先日、私が行ったアロマテラピー相談の記録をもとに、その効果やプロセスを皆さんとシェアします。
64歳で、最近訪問介護の仕事に復帰したFさん。相談に来られたのは、5月末です。
4月の終わりに血便があり、慌てて病院にいき、検査したが何も異常は見つからなかった。その後、5月に入り、残尿感が2週間続き、どうにも我慢できずに当サロンへ来店。
まずは、Fさんの体調不良の詳細を時系列でお聞きしました。
血便に関しては医師から異常なしと言われ、気持ちが落ち込んでいました。
その後、残尿感が酷いということでしたので、脚の冷えはないか確認。このところ、脚の冷えは感じていたとのこと。
また、気温が上がってきて冷たい飲み物をとることが多くなったとのこと。
寒暖差が大きく、冷えから腎機能の低下、さらには免疫力の低下に繋がっているようでした。
筋肉があまりない体なので、寒暖差などの外的環境の影響が大きいと思われます。
Fさんと一緒にアロマ精油を選びました。
選んだ精油は、以下の精油です。
実は、Fさんは、手指の関節にこわばりを感じていました。
4種類の精油をブレンドして下半身を重点にマッサージしました。
トリートメントメニューは、「自律神経バランス120分」
全身ボディーとヘッドを組み合わせたメニューです。
「楽になった。呼吸が深くできる」と喜ばれ、自宅ケアを教えて欲しいと懇願されました。
クラリセージの精油とラベンダーウォーターをご購入いただき、アロマバスとラベンダーウォーターの飲用のケアをお教えしました。
お風呂が大好きなFさんにとっておきのケアです。
クラリセージを4,5滴入れたアロマバスをおすすめしました。
必ず腎臓部分まで湯船に浸かることが効果的なことをお伝えしました。
クラリセージは、腎臓機能の強壮作用のほかに、非常に強力なリラックス作用があるので、深い眠りに就くことができます。
ラベンダーウォーターの飲用で、自律神経を整え、感染症にかかりにくくさせました。
ラベンダーは万能ですが、消炎作用や殺菌作用があるので、膀胱炎にも効果を発揮します。
1か月後にいらしたFさんは、開口一番「前回のマッサージの後、すっかり回復したの!アロマバスも毎日やってるわ!残尿感はすぐになくなったわよ!」ととても感動していました。
季節の変わり目は体調不良が起きやすい時期ですが、特に昨今の猛暑では、急な冷房の使用などにより、思っている以上に体に負担がかかっています。
体力の低下している人は、風邪をひいたり、膀胱炎を発症したりと、感染症にかかりやすくなります。
このような場合、病後回復期のような優しいケアが必要です。
特に腎臓が疲弊していることが多いため、腎機能をサポートするエッセンシャルオイルを使用することが望ましいです。
感染症にかかった場合、薬に頼って症状を押さえつけるより、身体全体の強壮をすることが望ましいのです。一時的に症状を抑えても、微熱が続いたり咳が続いたりということが頻繁に起こります。
特に60歳過ぎると自分で思っている以上に体力が弱っているので、運動習慣をつけることも大事です。
運動習慣で一番のおすすめの運動はウォーキングです。水中ウォーキングが出来ればなお良いですね。
ウォーキングは心身の健康に多くのメリットがあります。手軽にできるので今すぐ始めることを強くお勧めします。
その他、緑内障の予防になるという報告も出ています。運動習慣のあるなしは、今後の健康に大きく影響するのです。
アロマテラピーは精神ケアにおいて重要な役割を果たすだけでなく、体の強壮にも大きな効果があります。
体を強くするためには以下のような体内機能の促進が必要です。
これらの効果を通じて、アロマテラピーは体の様々な働きを助長し、体を強く健康に保つのに役立ちます。
アロマトリートメントで体の働きを正常に戻したら、次に運動を始めましょう。
しかし、調子が悪いときに運動から始めるのは避けるべきです。
まずは体調を整えることが最優先です。
また、食べすぎにも注意が必要です。
消化には多くのエネルギーが必要で、体のエネルギーが消化に使われると免疫機能が低下してしまいます。
体調が悪いときは、腹六分目を心がけ、よく噛んで食べることが重要です。
ちなみに、唾液には免疫反応をサポートする力があります。
これらの事例を通じて、アロマテラピーがいかに効果的であるかが分かります。
アロマテラピーは、単にリラックス効果をもたらすだけでなく、体の働きを正常に戻し、免疫力を高める強力なツールです。
アロマオイルの選び方や使用方法を学ぶことで、自己ケアや家族の健康管理に役立てることができます。
例えば、精神的なストレスを和らげるためのブレンドや、体のデトックスを促進するためのオイルの使い方を知ることで、日常生活の質を向上させることができます。
また、体調が悪い時には、アロマトリートメントでまず体を整え、その後適切な運動や食生活を取り入れることで、効果的に健康を回復することができます。
アロマテラピーは自然療法の一環として、安全かつ手軽に取り入れることができるため、どなたでも始められます。これを機に、アロマテラピーの知識を深め、自分自身や大切な人たちの健康と幸福をサポートするためのスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。
是非、アロマテラピーを学び、その豊かな恩恵を日常生活に取り入れてみてください。
これらの注意点を守り、アロマテラピーを安全に楽しんでください。
~この記事を書いた人~
白鳥志津子
アロマテラピー専門家、自然療法家、リフレクソロジスト、カウンセラー、睡眠アドバイザー、不登校セラピスト
1998年に自身のアロマテラピーサロンラシエスタを開業し、翌年アロマテラピーの専門家を育てるアロマテラピースクールを開校。
多くのアロマセラピストを育てるとともに、第一線でクライアントのセラピーにあたる。
ストレスマネジメントを提唱し、アロマテラピーにとどまらず、食事や睡眠、運動の重要性を説いています。
ブログでは、実践的なストレス解消法やリラクゼーションテクニックに加えて、健康的な食事のアイデアや睡眠の改善方法、効果的な運動プログラムについても積極的に情報発信しています。
幅広い視点からのアプローチで、読者の心と体の健康をサポートするための具体的なアドバイスやヒントを提供しています。
2024/06/22
最近、お子さんが朝起きられず、学校に行けない日が続いていませんか?
血圧との関係から梅雨時期に起立性調節障害を発症しやすいものです。起立性調節障害(OD)は、多くの子どもたちに影響を及ぼし、不登校の一因となることがあります。
このブログでは、起立性調節障害と不登校の関連性について詳しく説明し、アロマテラピーを用いた心と体のケア方法をご紹介します。
お子さんが元気に学校生活を送れるように、アロマテラピーがどのように役立つかを一緒に学んでいきましょう。
不登校や起立性調節障害(OD)は、現代の子どもたちが直面する大きな問題です。
実は、私は現代っ子ではありませんが、中学時代からこの問題に苦しんでいました。当時、親からは「怠けている」と見られてしまい、非常に辛い思いをしました。ストレスや起立性調節障害という言葉がまだ一般的ではなかったため、医者に行っても原因がわからず、単なる怠け者というレッテルを貼られてしまっていたのです。
この経験は、成人してからの性格形成にも大きな影響を与え、長い間苦しむことになりました。
そのため、「起立性調節障害」という言葉を初めて聞いた時には、ほっとしたことを覚えています。中学時代の2~3年間の出来事が、成人後まで影響を及ぼすのです。同じように悩んでいるお子さんやその親御さんには、この障害を知ってもらい、自宅でできるケアを覚えていただきたいと思っています。
現在、私はアロマテラピーサロンで不登校の子どもを持つ親御さんから相談を受け、お子さんへのアロマテラピーを提供しています。このブログでは、私の経験とアロマテラピーの知識を基に、起立性調節障害と不登校の問題に対するアロマテラピーの効果と具体的なケア方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
不登校は、子どもが継続的に学校に通えなくなる状態を指します。これは単なる怠けや甘えではなく、さまざまな要因が絡み合って起こる複雑な問題です。
主な原因としては、以下のようなものがあります。
不登校の原因は一つではなく、複数の要因が重なり合うことが多いため、個々の状況に応じた対応が必要です。
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation, OD)は、自律神経の働きがうまく調整できないことによって起こる症状です。
主に以下のような症状が見られます。
これらの症状により、学校に通うことが難しくなることが多いのです。
ODは思春期の子どもに多く見られますが、早期の対処と適切なケアが重要です。
最近の子供たちは、「だるい」という言葉をよく使いますね。デジタル社会において、自律神経の調整ができにくくなっています。いつも倦怠感があるというのは本当なのです。
私自身もずっとだるさを抱えて10代を過ごしていましたので、お子様の「だるっ!」という言葉はよくわかります。
不登校の原因の一つとして、起立性調節障害は重要な要素となります。
ODによって朝起きることが難しくなると、学校に遅刻したり欠席したりすることが増えます。これが続くと、学校生活に対する不安やストレスが増し、不登校の状態に陥ることがあります。
特にいじめがあったわけでもなく、お友達と喧嘩したようでもない場合、起立性調節障害を疑うのが正解でしょう。
また、親御さんは、お子さんの体のストレスも理解してあげることが大切です。
ある小学校1年生の子どもが、1学期の途中から学校に行けなくなりました。その子はクラスで一番背が低く、小柄でした。私はすぐにピンときました。ランドセルが重すぎるのではないかと。1年生には重すぎるランドセルを背負っての登下校は、特に小柄な子どもには大変な負担です。体の疲労が起立性調節障害を引き起こすこともあるのです。
実際のアロマテラピーケアの内容は後ほど詳細を書きます。
不登校や起立性調節障害の子どもたちに対する理解とサポートが不可欠です。
親や教師が子どもの状態を正しく理解し、適切な対応をすることで、子どもたちの心身の健康を守り、学校生活への復帰をサポートすることができます。
絶対に、「さぼっている」「怠けている」と言ってはいけません。
次のセクションでは、アロマテラピーがどのように起立性調節障害に効果を発揮し、不登校の子どもたちをサポートするかについて詳しく見ていきます。
まずは、アロマテラピーとは何か?を見ていきましょう。基本から始めます。
アロマテラピーは、植物から抽出されたエッセンシャルオイル(精油)を使用して、心身の健康を促進する自然療法です。この療法は、ストレスの軽減、リラクゼーションの促進、痛みの緩和など、さまざまな健康上の利点があるとされています。
アロマテラピーの歴史は古代文明にまで遡り、エジプトやギリシャ、ローマなどで医療や宗教儀式に使用されてきました。現代のアロマテラピーは、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセによって1930年代に広められました。ガットフォセは、火傷の治療にラベンダーオイルを使用した際、その治癒効果を発見しました。
アロマテラピーの原理は、エッセンシャルオイルが持つ化学成分が嗅覚や皮膚を通じて体内に入り、神経系や免疫系に働きかけることで効果を発揮します。
エッセンシャルオイルの香りは、脳の嗅覚系に直接影響を与え、感情や記憶、ストレス反応を調整する働きがあります。
特に、アロマテラピーが嗅覚を通じてセロトニンやアドレナリンといった神経物質の分泌に影響を与える点は、不登校のケアにおいて特筆すべきポイントです。
アロマテラピーには、以下のような効果が期待されます。
これらの効果により、自律神経が安定します。
エッセンシャルオイルは非常に濃縮された植物成分であり、安全に使用するためには適切な方法を守る必要があります。
アロマテラピーの使用方法はさまざまですが、以下が一般的です。
アロマテラピーは、きちんとした知識を学ぶ必要があります。
アロマスクールで学びましょう。
アロマテラピーは、不登校や起立性調節障害に悩む子どもたちにとっても効果的なサポート方法です。
次のセクションでは、具体的なエッセンシャルオイルとその使用方法について詳しく見ていきましょう。
アロマテラピーは、その香りを通じて脳に直接働きかけ、心理的な健康にポジティブな影響を与えることが知られています。特に、以下の点で不登校や起立性調節障害に対して効果を発揮します。
ラベンダーやカモミールなどのエッセンシャルオイルは、リラックス効果があり、ストレスや不安を軽減します。これにより、学校への不安や抵抗感が和らぎ、登校がスムーズになる可能性があります。
柑橘系のオイル(例:オレンジやベルガモット)は、気分を明るくし、ポジティブな気持ちを促進します。不登校の背景には気分の落ち込みや無気力感が関わっていることがあり、これを軽減する助けになります。
アロマテラピーは、身体的な健康にも多大な効果をもたらします。
ラベンダーやベルガモットのオイルは、リラクゼーションを促進し、自然な眠りをサポートします。良質な睡眠は、体の疲労回復や精神的なリフレッシュにつながり、学校生活における集中力や学習能力を向上させる役割を果たします。
ティートリーやユーカリのオイルは抗菌作用があり、免疫力を高める助けとなります。これにより、体調管理がしやすくなり、体の不調による登校の妨げを軽減する可能性があります。
セロトニンなどのリラックスホルモンとアドレナリンなどのやる気ホルモンの分泌を促す精油を夜と日中に使い分けることで、自律神経が強化されます。また、ローズマリーなどの血圧をあげる精油を使うことで、気圧による低血圧の影響を防ぐことができます。
アロママッサージにより、疲労物質を素早く排出させることができるので、倦怠感を解消できます。
Aちゃんは小柄で頭の良い小学校1年生の女の子でした。1学期の途中から、学校へ行く時間になると頑なに登校を拒むようになり、共働きのご両親は困り果てていました。Aちゃんのお母さんは、私のサロンに通っており、Aちゃんの問題についても相談を受けました。
Aちゃんは時々お母さんと一緒にサロンに来ていたので、私はAちゃんをよく知っていました。お母さんは忙しい中でもAちゃんの話をよく聴いてあげるタイプの方で、自分に何か至らない点があるのではないかと深く悩んでいました。Aちゃんは体が小さく、とても真面目な性格でした。
私はAちゃんの状況を聞いた上で、体に溜まった疲労物質を取り除き、筋肉を柔軟にするための精油を使用してアロママッサージを行いました。Aちゃんは真面目な性格から心身共に緊張が強く、筋肉もこわばっていました。
また、周囲の「気」を他の子どもよりも敏感に感じ取るタイプでした。
マッサージ中、Aちゃんはくすぐったがりで、終始笑っていました。これは体がリラックスし、緊張がほぐれている証拠でした。
Aちゃんがよく使用した精油は、
ペパーミント、オレンジ、ラベンダーです。
その後、Aちゃんは2学期から無事に学校へ通えるようになりました。現在は3年生になり、体も成長し、ランドセルを背負っても問題なくなり、楽しい学校生活を送っています。
アロマテラピーを通じて、Aちゃんの心身の緊張を解きほぐし、学校生活への不安を軽減することができました。
不登校の問題となると、すぐに精神的なことだけを原因にしてしまいますが、体の問題も大きいものです。
Aちゃんは、朝になかなか起きられないこともあり、自律神経が弱かったことに加えて、小柄な体なので、ランドセルを背負うのがとてもしんどかったのです。
Aちゃんのお母さんがAちゃんの話をよく聴き、問題に真摯に向き合っていたことが、成功の大きな要因となりました。学校でカウンセリングも受けたようですが、クローズアップされるほどの問題点はありませんでした。
適切な精油を使ったアロママッサージが、Aちゃんの身体の緊張を解きほぐし、心理的なストレスを軽減しました。
この成功例は、不登校や起立性調節障害に悩む他の子どもたちやその家族にとっても、希望と実践的な解決策を提供するものです。アロマテラピーが、子どもの心身の健康にどのように寄与できるかを示す良い例となりました。
Bちゃんは小学5年生の女の子で、勉強熱心で真面目な性格でした。
彼女は学校の成績も良く、クラスのリーダー的存在でしたが、5年生の中頃から朝起きることが難しくなり、学校に行けない日が増えていきました。Bちゃんの両親はこの状況に心を痛め、解決策を模索していました。
Bちゃんの両親は共に働いており、特に母親は仕事と家庭の両立に追われていました。Bちゃんは体調不良の原因がわからず、自分を責めることが多くなりました。
Bちゃんのお母さんは友人の紹介で私のサロンを訪れ、Bちゃんの状況について相談を受けました。Bちゃんは当初、サロンに来ることを躊躇していましたが、母親と一緒に訪れるうちに徐々にリラックスするようになりました。
私はBちゃんに、血行を促進しリラックス効果のある精油を使用したアロママッサージを提案しました。特に、ラベンダーとローズマリーの精油を使用し、体の緊張を解きほぐし、心の安定を図ることを目指しました。
また、Bちゃんには自宅で簡単にできるアロママッサージの仕方を教えました。女の子は、アロマにとても興味があるので、マッサージオイルを一緒に作って見たところ、自分で作れることに驚き、とても喜んでくれました。
Bちゃんは初めてのアロママッサージを受けた後、体が軽くなったと感じ、次第にサロンに通うことを楽しみにするようになりました。月に2回のアロママッサージと自宅でのセルフマッサージを続けることで、朝の目覚めがスムーズになり、学校に行ける日が増えていきました。
数ヶ月後、Bちゃんは完全に学校に復帰し、以前のようにクラスメイトとの交流も楽しめるようになりました。今は中学受験に張り切っています。
この事例も、不登校や起立性調節障害に悩む他の子どもたちやその家族にとって、希望と実践的な解決策を提供するものです。アロマテラピーが、子どもの心身の健康にどのように寄与できるかを示す良い例となりました。
アロマテラピーは、心の問題、体の問題、そして女の子の生理の問題など、さまざまな側面からケアをすることができます。
プロのアロマセラピストは、お子さんの不調の原因を見極め、心と体の声を読み解きます。
学校に行けない場合、心の問題だけに焦点を当てすぎると、本当の原因を見落としてしまうことがあります。
お子さんの話をしっかりと聴き、その情報をもとに、最適なアロマテラピーのレシピを組み立てます。
お母さんとして、どのようにお子さんをサポートすべきか悩むことも多いでしょう。
場合によっては、お子さんとセラピストの関係を築くために、お母さんには別室でお待ちいただくこともあります。お子さんの心と体が健康に向かうために、一緒に最適な方法を見つけていきましょう。
あなたとお子さんが、安心して毎日を過ごせるように、アロマテラピーを通じて全力でサポートいたします。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。
当サロンでは、まずはお母さんの心身をほぐすことから始めます。お子様への心配やどうしようもない状況からの脱却の第一歩はここからです。
~この記事を書いた人~
白鳥志津子
アロマテラピー専門家、自然療法家、リフレクソロジスト、カウンセラー、睡眠アドバイザー、不登校セラピスト
1998年に自身のアロマテラピーサロンラシエスタを開業し、翌年アロマテラピーの専門家を育てるアロマテラピースクールを開校。
多くのアロマセラピストを育てるとともに、第一線でクライアントのセラピーにあたる。
ストレスマネジメントを提唱し、アロマテラピーにとどまらず、食事や睡眠、運動の重要性を説いています。
ブログでは、実践的なストレス解消法やリラクゼーションテクニックに加えて、健康的な食事のアイデアや睡眠の改善方法、効果的な運動プログラムについても積極的に情報発信しています。
幅広い視点からのアプローチで、読者の心と体の健康をサポートするための具体的なアドバイスやヒントを提供しています。
2024/06/05
こんにちは。アロマ・リフレスクールラシエスタの白鳥です。
今回は、先日私が担当した31歳の独身女性Sさんの相談事例をご紹介します。
仕事に追われ、プライベートも充実させたいお客様が、アロマテラピーによってどのように悩みを解消し、理想の生活へと導かれたのか、その過程と効果を詳しくお伝えします。
もし、あなたが「仕事を成功させたい」という強い意志を持ちながらも、心と体が追いつかない…なら、アロマテラピーが救世主となるかもしれません。
当サロンへのお越しは3回目になります。
Sさんは、プライベートが疎かになっていることにさほど危機感を感じていませんでした。しかし、カウンセリングを進める中で、仕事から解放される時間があっても、心身ともにリラックスできていないことが明らかになりました。
営業職でのプレッシャーなどもあり、Sさんは常に緊張状態にあったようです。その結果、心も体もカチコチに固まってしまい、柔軟な思考が妨げられていました。
Sさんの1日は、仕事が終わって家に直帰し、寝る直前まで仕事のことを考えてしまうことが常でした。休みの日も、身体は横たえていても常に仕事のことなどでネガティブな思考が浮かび、ゆっくりとくつろぐ時間がありませんでした。
カウンセリング中、Sさんは常に肩に力が入っており、声が出しにくいこともあって、質問に対しては簡潔な答えしかしようとせず、自分の気持ちを言葉にすることに苦手意識があるようでした。
まるで鋼のような心と体を持っていて、本来の柔軟性を失っているように思われました。
≫アロマテラピートリートメントの流れ
Sさんと一緒にアロマ精油を選びました。
選んだ精油は、以下の精油です。
トリートメントメニューは、「自律神経バランス120分」です。
このタイプの場合、神経のリラックス作用が高いお顔のトリートメントが入る「スペシャルコース150分」が望ましいのですが、時間の関係でフェイシャルなしのコースになりました。
お顔ができない分、トリートメントの強弱やスピード、また英国式リフレクソロジーの技法を用いてリラクゼーションを中心にトリートメントしました。
トリートメントルームから出てきて開口一番、「声が出やすい!」と喜ばれました。
お顔の緊張が緩んだように、自然な笑顔がこぼれました。
また、プライベートの時間を楽しむことをアドバイスすると、素直に聞いてくれました。
恋愛を楽しむこともおすすめしたところ、前向きに取り組めそうだとおっしゃっていました。
Sさんへは、以下のようなアドバイスをしました。
仕事の合間に休むのではなく、また仕事が終わってから休むのではなく、先に休養時間の予定を組みましょう。そうすると自律神経のバランスがとりやすくなり、寝つきもよくなります。
また、集中力や記憶力も向上し、仕事の効率もアップすることが期待できます。
休養時間は、決してサボっている時間ではありません。 むしろ、心身のリフレッシュを図り、より充実した生活を送るための大切な時間です。 自分に合った方法で、ぜひ定期的に休養時間を確保してみてください。
湯船には必ず浸かるというSさんにアロマバスをおすすめしました。
イランイランの甘い香りに包まれて、心身ともにリラックスしましょう。バスタブに数滴垂らすだけで、まるで南国の楽園にいるような気分を味わえます。深呼吸をしながら、ゆっくりとお湯に浸かれば、日々の疲れがじんわりと癒されていきます。
イランイランは即効的に神経の緊張を解放すパワーがあります。お風呂でゆったりするときに使うと、すぐに眠気が襲ってきます。呼吸も深まり、安心した気持ちが味わえます。
ノートを用意して、自分の感情を自由に書き出してみましょう。 汚い言葉を使っても構いません。ネガティブな感情もポジティブな感情も、すべてありのまま書き出してみましょう。
書き出すことで、頭の中が整理され、気持ちが楽になることがあります。 また、自分の感情を客観的に分析することで、自分自身をより深く理解することができます。
書き出す方法は自由です。 日記形式で書いてもいいですし、箇条書きにしても構いません。 思い浮かぶままに、自由に書いてみましょう。
例えば、「今日は仕事でミスをして、上司に怒られた。悔しくて、悲しい。」「久しぶりに家族と会って、楽しかった。」など、どんな些細なことでも構いません。
「書き出すのが辛い場合は、無理しなくて大丈夫です。 いつでも話を聞いてくれる人がいますので、一人で抱え込まずにご相談ください。 あなたの気持ちに寄り添い、一緒に解決策を考えていきます。
30代は、仕事も一通り覚え、キャリアアップだけでなく、人生全体の充実について考える重要な時期です。
しかし、キャリアを積むことだけしか考えないと、人生の幅が狭まってしまうことがあります。 趣味やボランティアなど、仕事以外で楽しめるものを見つけることも大切です。
実際に声が出にくくなったのは、単に苦しいというだけでなく、心身のバランスが崩れたことも原因と考えられます。 仕事によるストレスが溜まり、心身ともに疲弊していたのかもしれません。
先のことが見えない年代ですので、不安が大きいでしょう。 しかし、「自分を労わる時間」を確保することで、心身をリラックスさせ、不安を解消することができます。
社会で頑張ると、左脳優先になり右脳的な判断が出来なくなることがあります。 言い換えれば頭でっかちな思考で、心と体のバランスが崩れた例です。
仕事以外にも目を向けた人生を楽しまれることが大事です。
アロマテラピーは、脳のα波を増加させ、副交感神経を優位にする効果があります。 その結果、心身がリラックスし、ストレスが軽減されます。 また、思考が柔軟になり、創造性が高まるという効果も期待できます。
アロマテラピーは、植物から抽出したエッセンシャルオイルの香りを使って、心身をリラックスさせる療法です。ラベンダーの優しい香りに包まれたり、ローズマリーの爽やかな香りを嗅いだりすることで、心身ともにリラックスしたりリフレッシュできます。
心のバランスが崩れたときや体の痛みがあるときなど、心身の不調に有効に使えます。自然の力で心身を癒す素晴らしい療法です。仕事や家事で忙しい方、睡眠不足に悩んでいる方、リラックスしたい方など、幅広い方におすすめです。
また、日常的にも取り入れやすいので、アロマセラピストの指導の元でアロマテラピーをご家庭でもお使いいただくとより良いでしょう。 アロマセラピストは、エッセンシャルオイルの選び方や使い方などを丁寧に教えてくれます。
この相談記録が皆様のお役に立てれば幸いです。
アロマテラピーに興味をお持ちですか?
ご家庭でアロマを活用したいと思っていらっしゃいませんか?
当スクールでは、「アロマテラピーを学びたい」「家庭内療法として取り入れたい」「安全にアロマを使いたい」「できればプロのアロマセラピストになりたい」そのような方々のために、基礎からプロの技術まで丁寧に学べるアロマテラピーカリキュラムをご用意しております。
以下のような内容を学ぶことができます。
など。
カリキュラムは、初心者の方からプロを目指す方まで、レベルに合わせたコースをご用意しております。 経験豊富な講師陣による丁寧な指導で、着実にアロマテラピーの知識と技術を身につけることができます。
アロマテラピーの世界に一歩踏み出したい方は、ぜひ当スクールのアロマテラピーカリキュラムを学んでください。 あなたのアロマテラピーライフを、充実したものにいたします。
これらの注意点を守り、アロマテラピーを安全に楽しんでください。
~この記事を書いた人~
白鳥志津子
アロマテラピー専門家、自然療法家、リフレクソロジスト、カウンセラー、睡眠アドバイザー、不登校セラピスト
1998年に自身のアロマテラピーサロンラシエスタを開業し、翌年アロマテラピーの専門家を育てるアロマテラピースクールを開校。
多くのアロマセラピストを育てるとともに、第一線でクライアントのセラピーにあたる。
ストレスマネジメントを提唱し、アロマテラピーにとどまらず、食事や睡眠、運動の重要性を説いています。
ブログでは、実践的なストレス解消法やリラクゼーションテクニックに加えて、健康的な食事のアイデアや睡眠の改善方法、効果的な運動プログラムについても積極的に情報発信しています。
幅広い視点からのアプローチで、読者の心と体の健康をサポートするための具体的なアドバイスやヒントを提供しています。
2024/05/31
こんにちは、アロマ・リフレスクールラシエスタの白鳥です。
今日はアロマテラピーの素晴らしい世界に触れる機会をみなさまと共有したいと思います。
アロマテラピーは植物の精油を使って心身のバランスを整える自然療法です。
先日、私が行ったアロマテラピー相談の記録をもとに、その効果やプロセスを皆さんとシェアします。
50代女性で専門職としてフルタイムで働くTさん。仕事では常に攻めの姿勢でバリバリと活躍する彼女でしたが、ここ数日、心が落ち着かず、ざわついたような感覚がありました。
もともと活発でアグレッシブな性格から、「忙しいから仕方ない」と自分に言い聞かせ、症状を放置しようとしていました。しかし、このままでは心身への負担が大きくなることを懸念し、いつもより早い来店となりました。
当サロンには、毎月通っています。
カウンセリングをしていく中で以下のことがクローズアップされました。
人からの相談や世話を焼くことで、自分時間がゆっくり取れないことが慢性的なうえに、ご両親への気がかり要因があり、心が休まっていなかったことが酷い肩こりの原因のようでした。
Tさんと一緒にアロマ精油を選んでいきました。
選んだ精油は、以下の精油です。
実は、彼女がティートリーやサイプレスを好むのは珍しいことだったので、さらにカウンセリングを深めていくと、ご両親への心配ごとが割と大きく心に影響を与えていたことがわかりました。
これらのオイルをブレンドしてトリートメントをしました。
トリートメントメニューは、「自律神経バランス120分」
全身ボディーとヘッドが組み合わさったTさんの定番メニューです。
トリートメントが終わって一息ついたTさんは、「呼吸が深くなって気持ちがいい」とおっしゃっていました。呼吸が浅かったことに気づかれ、また、ご両親への心配が思いのほか心の負担になっていたことを実感したとのことです。
施術前に比べ、お話のスピードもゆったりとしています。
ご自宅でアロマバスを行い、この感覚を維持していきたいと話していました。
Tさんへは、以下のようなアドバイスをしました。
毎日、決まった時間に深呼吸を行う習慣を身につけることで、心が落ち着きやすくなります。入浴時など、リラックスできるタイミングで行うのがおすすめです。
ラベンダーの香りは、心を落ち着かせ、安眠を促す効果があります。寝る前に枕元にラベンダーの香りのアロマオイルを垂らしましょう。熟睡できると心が穏やかになります。
心が落ち着かない原因の一つとして、体の疲労が挙げられます。無理せず、周囲に助けを求めたり、良質なサプリメントを摂ったりして、体の疲労回復を心がけましょう。
仕事や家事などで忙しい毎日でも、一人時間を持つことが大切です。好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、アロマテラピーを楽しんだり、リラックスできる時間を確保しましょう。
Tさんのように、仕事や家事、介護などに忙しく、心が落ち着かないと感じている女性は少なくありません。現代社会は、常に時間に追われ、周囲から求められるものも多く、心身のリラックスが難しい環境と言えるでしょう。
さらに、Tさんのように「忙しいから仕方ない」と悩みを放置してしまうケースも目立ちます。しかし、心の不調は放置すれば悪化する可能性があります。
周囲の求めに応え続けることで、自分の心身のケアを後回しにしてしまうケースも目立ちます。特に、人から相談をよく受ける人は、自分の時間を大切にし、心のケアに意識的に取り組むことが重要です。
50代という節目を迎えたTさんは、育児が一段落した一方で、介護問題や職場での後輩指導など、新たな責任を担う場面が増えてきます。こうした状況は、心の負担をさらに大きくする可能性があります。
アロマテラピーは、植物から抽出したエッセンシャルオイルの香りを使って心身をリラックスさせる療法です。
人それぞれ必要な香りが違います。好きな香りを選ぶことを第一に考えてください。それはあなたの心と体からのメッセージです。そのメッセージを読み解くのはアロマセラピストの仕事です。
アロマテラピーは自宅で簡単に楽しむこともできます。アロマセラピストと一緒に選んだ香りは、ご自宅でも積極的に使うと症状軽減が早くなり、心も体も元気になります。
アロマテラピーは、自然の力で心身を癒す素晴らしい方法です。今回の相談記録が皆さんの参考になれば幸いです。次回は、また別のケースをご紹介します。お楽しみに!
さらに詳しい知識と技術を学びたい方は、ぜひ当アロマスクールへご入会ください。
アロマテラピーの基礎からプロの技術までしっかりと学んでいただけます。
これらの注意点を守り、アロマテラピーを安全に楽しんでください。
~この記事を書いた人~
白鳥志津子
アロマテラピー専門家、自然療法家、リフレクソロジスト、カウンセラー、睡眠アドバイザー、不登校セラピスト
1998年に自身のアロマテラピーサロンラシエスタを開業し、翌年アロマテラピーの専門家を育てるアロマテラピースクールを開校。
多くのアロマセラピストを育てるとともに、第一線でクライアントのセラピーにあたる。
ストレスマネジメントを提唱し、アロマテラピーにとどまらず、食事や睡眠、運動の重要性を説いています。
ブログでは、実践的なストレス解消法やリラクゼーションテクニックに加えて、健康的な食事のアイデアや睡眠の改善方法、効果的な運動プログラムについても積極的に情報発信しています。
幅広い視点からのアプローチで、読者の心と体の健康をサポートするための具体的なアドバイスやヒントを提供しています。
Copyright (C) ラシエスタ All Rights Reserved.