2025/04/15
授乳中にも安心して使えるアロマテラピーのやり方をご案内します。
このようなお悩みを抱えているお母さんに、授乳中にも安心して使えるアロマテラピーのやり方をご案内します。
アロマテラピーは、ご自宅でもできる療法です。
この記事を読むことで、授乳中でも安心してアロマテラピーを取り入れることができるようになります。
アロマテラピーを上手に取り入れることで、疲労回復だけでなく、気持ちにもゆとりが生まれ、赤ちゃんへの愛情もより一層深まります。あなたが信頼できるパーソナルアロマセラピストをお持ちでしたら、ぜひこの記事を参考に、ご自身に合ったアロマテラピーの方法を相談してみてください。もし身近にセラピストがいない場合でも、ご安心ください。この記事を読んでいただくことで、ご自宅で安全にアロマテラピーを実践していただけます。
もちろん、実践する上で少しでも不安なことや疑問点があれば、いつでも私にご連絡ください。あなたの穏やかな授乳ライフをサポートさせていただきます。
アロマテラピーの材料をご購入される際は、こちらのサイトをご利用ください。フランス薬局方の基準をクリアした、高品質なアロマオイルや基材を安心してお求めいただけます。
目次
こんにちは。アロマテラピー講師、アロマセラピスト歴27年の白鳥です。千葉県柏市でアロマテラピー・リフレクソロジーサロン&スクール ラシエスタを運営しています。
1週間ほど前のことですが、オンラインショップのサイトから「授乳中に使えるアロマテラピーのやり方とレシピを教えて!」とご依頼が来ましたので、公式ブログでも共有していきたいと思い記事を書きました。
この記事で授乳中のアロマテラピーのやり方を学んで取り入れて欲しいと思います。
授乳期においては、母体と母乳への影響から使ってはいけない精油が数種類あります。また、アロマテラピーのやり方についても赤ちゃんへの影響から細心の注意を必要とします。
一般的に刺激性の強い精油や禁忌事項のある精油は避けたほうが良いでしょう。
そのほか、カモミール類、ローズマリー、フェンネル、キャロットシード、イランイラン、アトラスシダー、ペパーミント、セージなどの使用はやめておいたほうが良いでしょう。
アロマテラピーで使う精油は非常に濃度が濃いものです。たとえ1滴だとしてもその影響はとても大きいです。
なぜなら、精油成分は皮膚から血中にまで到達します。
ですので、授乳中であれば母乳への影響も考えなくてはいけません。
もちろん、皮膚から投与した精油成分が母乳に影響するのはごくわずかです。それでも、大切な赤ちゃんを守るためには気を付けていくべきでしょう。
オレンジ、グレープフルーツ、ゼラニウム、ラベンダー、マジョラム、サイプレス、ジュニパー、サンダルウッド、ネロリ、プチグレン、フランキンセンス、パチュリなど
これらの精油の中から好みのものをごく薄い濃度で使用するのが安全です。皮膚から投与する場合は、キャリアオイルに希釈して0.3%~0.5%くらいの濃度にします。
授乳中にアロマテラピーを行う際は、赤ちゃんへの影響を最優先に考える必要があります。(大前提として、乳児に精油を使用することは絶対に避けてください。)
たとえ使用できるとされている精油をごく薄い濃度で使用する場合でも、その使用部位によっては赤ちゃんに影響が出てしまう可能性があります。
たとえば、お母様がデコルテにアロママッサージオイルを塗布した状態で授乳した場合、精油成分が赤ちゃんの口に直接触れてしまうかもしれません。
また、リラックスのためにアロマネックレスを使用することも注意が必要です。赤ちゃんを抱っこした際、赤ちゃんの敏感な鼻に直接香りが届いてしまいます。
さらに、予期せぬ事故として、赤ちゃんがネックレスを口に入れてしまう危険性も考えられます。
重要なこととして、乳児にとって精油は濃度が高すぎるため、直接的な使用は禁忌です。 アロマテラピーを行う際は、赤ちゃんに直接触れたり、香りを吸い込ませたりする可能性がないか、細心の注意を払いましょう。
とにかく精油は赤ちゃんにとっては濃すぎるのです!
もし、授乳中にアロマテラピーをやっていて以下のような症状が出たらすぐに使用をやめてください。
アロマテラピーと聞くと、「自然の恵み」「癒し」というイメージを持つ方が多いかもしれません。実は、フランスやドイツなどでは医療現場でも活用されているほど、その効果が認められているのです。だからこそ、正しい知識を身につけて、安全にアロマテラピーを取り入れていきましょう。
アロマテラピーは、ご自宅で気軽にできるセルフケアの一つ。特に育児でなかなか外出できないママにとって、心強い味方になってくれます。
たとえば、「出産で疲労困憊なのに、夜泣きで何度も起こされる…」「ホルモンバランスが乱れて、産後太りも気になる…」
そんな風に、誰にも言えない悩みを抱えている新米ママはいませんか?
ママの不安やイライラは、繊細な赤ちゃんにも伝わってしまうことがあります。だからこそ、意識して深呼吸をし、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんとの時間を過ごすことが何よりも大切です。
アロマテラピーは、そんな頑張るママの様々なお悩みをそっとサポートしてくれる心強い味方。ぜひここで、その知恵を身につけていってくださいね。
では、具体的な授乳中のアロマテラピーのやり方に入っていきましょう。使える精油は頭に入りましたね?また、どんな症状が出たらすぐに使用をやめたほうがいいかも理解しましたね?
それではいきましょう!
授乳中、一番疲れるのはきっと腕と手ですよね。赤ちゃんを支えるのはもちろん、抱っこしながらの家事、育児情報のスマホチェック…と、想像以上に酷使しているはずです。腕や手の疲れが和らぐと、肩や首のハリ、コリも楽になることが多いんですよ。実は、授乳期の肩こりの原因の8割は、腕の疲れからきていると言われています。
優しい旦那様が肩を揉んでくれるのは本当に嬉しい瞬間ですが、翌日にはまた肩が凝ってしまう…そんな経験はありませんか?せっかくの優しさをずっと感じていたいのに、もどかしいですよね(笑)。
それでは、頑張っている腕と手を労わる、簡単アロマテラピーを試してみましょう。
腕と手の疲れに効果的なアロマテラピー、その中でも特におすすめなのが、以下の2つの方法です。
やり方はとっても簡単。洗面器やボウルに少し熱めのお湯を張り、お好みの精油を1~2滴加えます。そこに、手首から先、またはひじまでを浸すだけ。たった10分程度で、その心地よさを実感できるはずです。
じんわりと温まるお湯と優しい香りに包まれて、まるで天にも昇るような心地よさ!蓄積した疲れがスーッと抜けていくのがわかるでしょう。きっと、「こんなに頑張ってくれていたんだ」と、自分の手や腕が愛おしくなる瞬間だと思います。
この手浴・ひじ浴の良いところは、赤ちゃんのお昼寝中など、ちょっとした時間にサッとできること。朝でも昼でも夜でも、いつでも手軽に取り入れられます。
育児中は、なかなかゆっくりお風呂に入る時間も取れないことが多いですよね。本当はアロマバスでゆったりとリラックスしてほしいのですが、難しいのが現状かもしれません。だからこそ、短時間で効果を感じられる手浴・ひじ浴は、授乳中のママにとってぴったりのケア方法なのです。ぜひ試してみてください。
授乳中におすすめのアロマテラピーのやり方は、精油を使わない方法。こちらは芳香蒸留水を使います。芳香蒸留水なら赤ちゃんの口に触れても大丈夫。
ラベンダーウォーターやローズウォーターなど、精油が抽出されるときに一緒に採取される「水」です。 精油と違って薄めることなく使えて安心です。
この芳香蒸留水をスキンケアに使います。
お肌の水分補給の化粧水代わりにラベンダーウォーターなどを使うと、香りがよくてリラックスできますし、お肌への効果も期待できます。ラベンダーウォーターなら肌の新陳代謝をアップします。
また、これをスプレーボトルに入れて、日中の肌の水分補給にするのもよいですね。エアコンなどで乾燥していても、育児中はなかなかお手入れが行き届かないのではないでしょうか。
授乳中に安心して使えるのは芳香蒸留水です。
ここからは、育児中のお悩み別にお話していきます。
ホルモンバランスの崩れから、様々な症状に悩まされますね。頭痛や不安感など、身体にもメンタルにも出てきます。
妊娠中から出産時と大きくホルモンバランスが変化していきますので、もし鬱っぽい症状が出たとしても、それはホルモンバランスが原因かもしれません。
ラベンダーやゼラニウムを使いましょう。上記の方法で試してみてください。
睡眠のリズムが育児中から崩れて60歳過ぎてもその影響から抜けられない人もいます。ご自身の健康と赤ちゃんの健康のためにも母子ともにぐっすり眠れるようにすることが大切です。
寝室でラベンダーの芳香浴をします。小さな容器に濡れティッシュを置いてそこにラベンダーを1滴たらして寝室に置きます。なるべく赤ちゃんから離れたところに置くといいでしょう。
はじめての出産から、緊張が抜けなくて肩がガチガチにこってしまっている人もいます。先述した手浴やひじ浴は肩のこわばりをとるのにとても有効なやり方です。
授乳中に使える精油の中から好きな香りを選んで手浴をします。
出産時の疲労も取り切れないうえに、夜泣きなどで睡眠が阻害されるとさらに疲れが貯蓄します。マッサージに行くこともできないので、本当にお辛いですよね。
出来れば、1日だけでも旦那様に協力してもらって、アロマテラピーマッサージを受けられるといいのですが、難しいときは、40分だけ旦那様に協力してもらって、アロマバスにゆったりと入りましょう。好きな精油をお風呂に4滴ほど入れて、ゆっくりぬるめのお風呂に浸かります。(*柑橘類は1滴程度にしてください)
途中で出て冷水シャワーをひざ下と腕に浴びてまた湯船に入るを繰り返してみてください。最後は冷水シャワー。
これでだいぶお疲れは解消できるはずです。
妊娠、出産、授乳期間を通して、アロマテラピーで最も注意が必要なのは妊娠中です。授乳中は、妊娠中に比べると比較的穏やかにアロマテラピーを取り入れられます。
ただし、それでも精油の作用は決して小さくありませんので、これまでお伝えしてきた使用方法や濃度をしっかりと守って行ってください。
より安心してアロマテラピーを楽しみたい場合は、信頼できるアロマセラピストに相談しながら行うのがおすすめです。
なぜなら、この記事では授乳中の方を対象にお話させていただきましたが、実際には基礎疾患をお持ちの方や、服用中のお薬がある方もいらっしゃるでしょう。そうした個別の状況については、この記事では触れることができません。そのため、ご自身の状態をしっかりと把握し、ご自身でさらに学んでいただくか、専門知識を持つ信頼できるアロマセラピストに相談しながら実践するようにしてください。
アロマテラピーを学んだアロマテラピストは、解剖生理学や病気のことも学んでいますので、より安全なアロマテラピーのやり方を教えてくれるはずです。
もし、あなたが育休中であれば、オンラインスクールで学ばれるのもおすすめです。一生ものの健康ケアのやり方が身につきます。育休中は、お子さんと自分、家族のために、健康の知識を身につけるチャンスかもしれませんよ。
開講時間:10時~22時(火曜日定休)
〒277-0852 千葉県柏市旭町2-1-11-A
電話:04-7142-8369
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