とろみで誤魔化さない。アロマ化粧水が「お肌の奥」から巡る理由

「肌をしっとりさせるには、とろみのある化粧水をたっぷり塗るのが正解」

そう思って、なんとなく選んだ市販のスキンケアを使い続けていませんか? でも、どこかお肌に「違和感」を抱いているなら、それはお肌本来の力が眠ってしまっているからかもしれません

先日、当スクールでグリセリンすら使わない、究極にシンプルな「アロマ化粧水」を作られた生徒様から、翌朝いちばんにこんなLINEが届きました。

「昨日作った化粧水を今朝さっそく使ってみたのですが、なんだか少し突っ張る感じがします。これって大丈夫でしょうか……?」

手作りスキンケアは、作ったその日がスタートラインです。 翌朝の「これ、大丈夫かな?」という小さな不安を、一人で抱え込まずにすぐにLINEで相談して解決できること。これこそが、私たちが何より大切にしているサポートの形です

今回は、この「突っ張り感」に隠された、お肌が目覚め始めたサインについてお話しします。

1.手作りアロマ化粧水(グリセリンフリー)を使って肌が「突っ張る」と感じる理由

「今まで、とろみのあるしっとりタイプの市販化粧水を使っていた」という方ほど、手作りのアロマ化粧水を使うと、最初は「あれ?物足りないかも…」と感じやすい傾向があります。

これはお肌が荒れているわけではなく、グリセリンさえも使わない「グリセリンフリー(究極にシンプルな処方)」だからこそ起こる、お肌の自然な反応です。

① 市販の「とろみ成分」や「合成保湿剤」が入っていないから

多くの市販化粧水には、肌表面に疑似的な膜を作って「しっとりしている」と感じさせる合成ポリマーなどの保水剤が含まれています。
今回作った化粧水は、植物の恵みがギュッと詰まった「芳香蒸留水(フローラルウォーター)」と「精油」のみ。お肌をコーティングする余計な成分が一切入っていません。

だからこそ、「あなたのお肌の、ありのままの質感」がダイレクトに現れます。それっぽい成分で肌表面をごまかさないからこそ、最初は物足りなさや、キュッと引き締まるような突っ張り感を覚えるのです。

② 余計な膜がないからこそ、植物成分が「お肌の奥(血管・リンパ)」までダイレクトに届くから

合成ポリマーや余計な保湿成分でお肌の表面を塞がないからこそ、精油や芳香蒸留水の素晴らしい成分が、お肌の奥深く(真皮層)へと遮られることなくスムーズに浸透していきます。

アロマの成分は肌の表面に留まるだけでなく、その奥の毛細血管やリンパ管にまで到達するという優れた特性を持っています。 これにより、お肌の表面的なケアだけでなく、内側から血行を促進し、滞っていたリンパの流れをスムーズに整えてくれるのです。

  • お肌のどんよりした「くすみ」
  • 朝気になるお顔の「むくみ」
  • 目元のしつこい「クマ」(今回の生徒さんのアロマレシピの目的はこれでした)

これらのお悩みに対しても、内側からの巡りを良くすることで、お肌そのものを生き生きとよみがえらせる力があります。
使い始めに感じるキュッとした突っ張り感(引き締め感)は、まさにこうした植物の有効成分がお肌の奥でしっかりと働き始め、巡りが良くなろうとしている嬉しいサインでもあるのです。

③ 水分をお肌に留める「ベタつき成分」をあえて排除しているから

今回は、あえてグリセリンなどの「水分を抱え込むけれど、お肌の表面にベタつきを残しやすい成分」を入れずに作りました。

今回は、余計なものを一切加えず、香りと植物成分だけをストレートに届けるレシピにしています。
そのため、お肌にのせた水分はそのままにすると自然と蒸発していきます。
水分が消える際、お肌の水分まで一緒に巻き込んで蒸発してしまうため、これが突っ張り感に繋がります。(しっとりだけど突っ張る不思議な感覚です)

2.突っぱり感を防ぎ、お肌をもちもちにする「フェイシャル軟膏」の合わせ技

グリセリンを入れずに作った究極にシンプルな化粧水だからこそ、セットで制作し、お持ち帰りいただいた「フェイシャル軟膏」がお肌の潤いを守る最大のカギになります。

この軟膏は、天然のみつろう(ミツバチが巣を作るために分泌する天然のワックス)と植物油だけを使って、シンプルかつ贅沢に手作りしたものです。化学的な防腐剤や乳化剤は一切使わず、自然の恵みだけでお肌をやさしく保護してくれます。

先ほどお伝えした通り、余計なベタつき成分が入っていないアロマ化粧水は、そのままにしておくと水分が蒸発してしまいます。 そこで、化粧水でお肌にピュアな水分と植物の栄養をたっぷり与えたら、すぐにこの天然みつろうの軟膏(上質な油分)でピタッと「フタ」をしてあげることがとても重要です。

化粧水&軟膏をなじませる「もちもちスキンケア」の3ステップ

1.アロマ化粧水をたっぷり重ねづけする

お肌に化粧水を優しくのせ、手のひらでおさえます。これを2〜3回繰り返し、お肌がひんやりして、手のひらに吸い付くようになるまでたっぷり水分をなじませます。

2.お肌に水分が残っているうちに軟膏を手に取る

お肌の上の水分が乾ききる前に、フェイシャル軟膏をあずき大ほど手に取ります。手のひらを合わせて体温でしっかり温め、軟膏を「とろっ」と緩めましょう。

3.お顔全体をやさしくハンドプレスする

お顔全体を包み込むように、手のひらで優しくプレスしながらのばします。

お肌の上で「芳香蒸留水(水分)」と「フェイシャル軟膏(油分)」が混ざり合うことで、化学的な乳化剤を使わなくても、驚くほどもちもちで柔らかなお肌に整います。

また、手作りアロマスキンケア(化粧水)は、レシピを自由に変えることで、様々な目的に合わせて作ることができるのが何よりの魅力です。

  • 今回は「究極にシンプルなグリセリンフリー」で肌本来の力を引き出すレシピ
  • 季節の変わり目や乾燥が気になる時期には、保湿成分をプラスして「しっとり潤うレシピ」
  • 紫外線をたっぷり浴びた季節には、美白や鎮静に特化した「紫外線ケアレシピ」
  • お肌の揺らぎやエイジングサインが気になるときには、そのお悩みに応じたハーブや精油を厳選する「エイジングケアレシピ」

その時々のお肌のコンディションや季節、叶えたい目的に合わせて、引き算も足し算も自由自在。

もし「どうしてもまだ乾燥や突っ張りが気になる」という場合は、次回のレッスン時にお肌の調子を見ながら、保湿成分(植物性グリセリンなど)を1〜2滴プラスするレシピに微調整していきましょう!

「いまの私のお肌」にぴったりのレシピを、いつでもゼロからデザインできる。それも手作りスキンケアならではの大きな楽しさです。

3.手作りアロマ化粧水だからこそ、「作って終わり」にしない。あなたのお肌の伴走者として

市販のスキンケアで、肌の表面だけを一時的に潤ったように見せる「それっぽいケア」は、もう卒業しませんか?

本当にお肌に必要な、自然の恵みだけを厳選したシンプルケア。最初は「これで本当に大丈夫かな?」と戸惑うこともあるかもしれません。

だからこそ、当サロンは手作りアロマ化粧水をお持ち帰りいただいて「作って終わり」のレッスンには絶対にしません。

翌朝でも、1週間後でも、おうちで使ってみて少しでも疑問や不安が湧いたら、今回のようにいつでもすぐにLINEをくださいね。

「使い方はこれで合っている?」 「今日はお肌がこんな状態なんだけど、どう使えばいい?」

そんなあなたの小さな疑問に、一番近くで寄り添い、一緒に解決していく。それこそが私の役割であり、当スクールが何より大切にしていることだからです。

手作りスキンケアは、作ったその日からが本当のスタートです。 一人で悩まず、楽しみながら、あなたのお肌が本来持っている「自ら潤う健やかな美しさ」を一緒に育てていきましょう!

おうちアロマをプロの学びへ。ラシエスタのアロマスクール&体験レッスン

手作りアロマクラフトから、植物の奥深い世界への第一歩を踏み出してみませんか?

当サロン&スクールでは、お肌のセルフケアはもちろん、香りを使って心と体をトータルで整える「アロマセラピー」の基礎からプロ養成まで、幅広く学べる多彩なレッスンをご用意しています。

「まずは、自分の肌に合うシンプルスキンケアを体験してみたい!」という方は、まずはここからスタートしてみませんか?

はじめての方におすすめの体験レッスン

【この記事の著者・監修者】

白鳥 志津子 (ラシエスタ主宰 / プロフェッショナル・アロマセラピスト)

専門分野: 子どもの自律神経・OD(起立性調節障害)ケア / ファミリーアロマ / 臨床アロマテラピー 

プロフィール:

千葉県柏市のアロマクラス&サロン「ラシエスタ」主宰。 27年のキャリアを持つアロマセラピスト・講師であり、解剖生理学やカウンセリングの知見を融合させた「現場で本当に使える実践的なアロマ」の指導に定評がある。 過去に専門誌『セラピスト』にて「睡眠」をテーマに取材・掲載された実績を持つ。単なる癒やしにとどまらず、ストレスや環境の変化で乱れた心身のバランスを根本から整え、クライアントや生徒が「自らの手で健やかな毎日を営むための技術」を全力で伝えることをモットーとしている。メディア取材・記事監修のご依頼も随時承っている。

詳しい経歴や活動への想いは、こちらのページをご覧ください。 👉 [白鳥志津子の詳しいプロフィールはこちら]

取材・執筆・お仕事に関するお問い合わせは、直接下記よりお願いいたします。 👉 [取材・監修のお問い合わせはこちら]