アロマテラピーで花粉症対策を探している人
「薬使うと眠気くるので使いたくないな…。でも、かゆみや鼻水に耐えられないし…。できれば花粉症体質改善したい!」
このような花粉症のお悩みに、アロマテラピーの対処法と花粉症によい栄養素をご案内します。
この記事は、自身の運営するアロマテラピー・リフレクソロジースクールとサロンでアロマセラピスト・スクール講師歴25年の白鳥が書いています。
企業セミナーや雑誌の取材などのお申し込みもいただいています。
ご興味のある方は、こちらからお問い合わせください。
25年における現場の臨床データと日々の学びを元に書いていますので、奥深い知識が得られると思います。
最後までご覧になって、薬に頼らない花粉症対策を身につけてくださいね。
アロマテラピーで花粉症対策する3つのやり方
花粉症の対処方法としてのやり方は3つあります。
- 精油で顔を洗う
- マスクにスプレーする
- お風呂で全身洗い流す
この3つの方法を説明する前に、使用する精油(エッセンシャルオイル)をご案内します。
【花粉症の対処に使用するとよい精油】
- ユーカリ
- ティートリー
- ペパーミント
- ローズマリー
- ラベンダー
*血圧の高い人は、ユーカリとローズマリーの使用なやめましょう。*ラベンダーは眠くなります。また、低血圧の人は使わないほうが良いです。
その他にもいくつかありますが、入手しやすい精油をご紹介しました。
1、精油で顔を洗う
精油で顔を洗うと花粉が洗い流されるのと同時にさっぱりしてとても気持ちが良いものです。しかし、精油は非常に濃いものであり、水に溶けないので注意が必要です。
2、マスクにスプレーする
マスクスプレーを作ります。マスクスプレーは出先でもシュッとつけられるので便利。
マスクスプレーは、お肌に潤いをもたらすためにグリセリンを使って作ります。
3、お風呂で全身を洗い流す
お風呂に精油を入れて、全身をさっぱりさせます。
やり方は簡単で、精油を湯船に4~5滴直接入れかき回して入るだけ。
ここでも湯船のお湯で顔を洗いましょう。さっぱりします。
もし、皮膚が弱いのなら、ホホバ油などのキャリアオイルに混ぜてもよいですし、天日塩とませて使ってもよいです。
参考に入浴剤(バスソルト)のレシピを書いておきます。
精油を扱うには慣れが必要ですが、この記事を見ながら安全に使っていきましょう。
ただし、花粉症だけでなく複合要素があるのが私たちの心身です。メンタルが弱っていると免疫力も下がり、花粉症を発症しやすくなることもあります。
ですので、心身全てをホリスティックに所見して、精油の選択をする必要があります。これは訓練を受けたアロマテラピストのみができるものなので、アロマテラピストに相談するのが一番効果的かつ安全です。
不調やお悩みのご相談承っております。
アロマテラピーインナーケアで花粉症を内側からケアする
花粉症の症状の対処法は、
- 精油で顔を洗う
- マスクにスプレーする
- お風呂で全身洗い流す
ですが、花粉症発症時に体の中がどうなっているかを知ると、根本改善が期待できます。症状だけを対処しても、イタチごっこで来年もまた同じ悩みにさらされます。
花粉症の症状が出ているときのからだの中
花粉症は、身体のバリア機能が花粉などの異物を捉えたために起こる症状です。バリア機能は免疫機能で、体の中に悪いものが侵入しないように防御する働きのことです。
免疫機能は腸と密接な繋がりがあることが昨今知られるようになりました。
腸内環境が低下すると免疫機能も低下し、花粉症が起こりやすくなりますから、腸内環境改善が花粉症予防のカギをにぎります。
したがって、鼻のムズムズを止めるアロマだけでなく、腸活アロマも併用することが大切です。
胃腸はストレスによってダメージを受けやすいので、夜にリラックスアロマタイムを設けて1日のストレスをその日のうちに解消しましょう。
また、食べすぎも免疫機能を悪化させます。
特にパンや砂糖、白米を多くとる人は、食事を見直す必要があります。パンと砂糖は、腸に炎症を起こさせます。
肝臓も悲鳴を上げています。
花粉症の発生する春は、東洋医学で肝臓の季節といわれます。肝臓が最も敏感でへばりやすい時期です。
花粉症との関係は、排泄機能がうまくいかなくなるからです。
肝臓は毒素排せつの器官。肝臓がうまく働かないと、身体に余分な水分や毒素がたまってしまい、目のかゆみや鼻水といった花粉症症状を引き起こしやすくなります。
アロマテラピートリートメントをしていると、花粉症のクライアントさんは肝臓周りが熱をもって腫れています。
しかも、花粉症の時期は年度末年度初めの業務やイベントごとが多く、身体の疲労が半端ない人が多いですね。お酒を飲む人だけでなく、疲労やストレス睡眠不足で肝臓が悲鳴をあげているのです。
肝臓ケアによいアロマはたくさんありますので、好みのアロマをブレンドオイルにして右腹部を中心に塗るといいでしょう。
いくつか使いやすいアロマをあげておきます。
- ローズマリー
- キャロットシード
- フェンネル
- ジュニパー
- サイプレス
- グレープフルーツ
血流改善も重要
花粉症の人は、血流が悪い場合がほとんどです。花粉症のほかに以下のような症状はありませんか?
- 首肩が酷くこる
- こむら返りが多くなる
- 頭に熱があるけど足先は冷たい
- 目の疲れが酷くなる
- お腹を触ると固い
血流が悪いと、毒素をため込んでしまいます。
併せて血流改善も必要です。
花粉症対策の栄養素はコレだ!
花粉症には、ビタミンDを摂ることをおすすめします。ビタミンDは、カルシウムや骨の代謝に欠かせない栄養素ですが、近年研究が進み免疫力の向上やアレルギー症状を改善することがわかってきました。
「ビタミンDは、ビタミンAと同様にステロイドホルモンのように効果を発揮します。粘膜状態を改善するので、花粉症などのアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎や感染症予防にも(中略)様々な効果が期待されています。」(引用 「メンタルを強くする食習慣」 飯塚浩著)
ビタミンDが多く取れる食材をいかにあげておきますが、花粉症の症状が酷いならサプリメントで補うことが良いでしょう。
- 干しシイタケ
- きくらげ
- 内蔵ごと食べられる魚類
- シシャモやしらす干し
- 鮭
他には粘膜に作用するビタミンAや免疫機能を活発にするビタミンCも併せて取るとよいでしょう。
花粉症対策アロマのまとめ
花粉症の対策は対処療法と根本的改善と両方の側面から見ていく必要があります。食事や生活習慣を見直すとともに、アロマテラピーケアを行うと楽に花粉症シーズンを乗り切れますよ。
花粉症対処法としては、
花粉症におすすめのアロマを以下の方法で使う
- 顔を洗う
- マスクスプレー
- アロマバス
おすすめアロマ
- ユーカリ
- ペパーミント
- ローズマリー
- ティートリー
- ラベンダー
インナーケアのために、
- 腸
- 肝臓
- 血流改善
に取り組むとよいでしょう。
腸活、肝臓ケア、血流改善、それぞれに効果的なアロマは以下の通りです。
腸活
- ローズマリー
- カモミール
- マジョラム
- オレンジ
- プチグレン
肝臓ケア
- ローズマリー
- キャロットシード
- フェンネル
- ジュニパー
- サイプレス
- グレープフルーツ
血流改善
- ローズマリー
- ゼラニウム
- マジョラム
- ブラックペパー
- オレンジ
血流改善のお風呂の入り方として冷水シャワーと湯船を交互に入る
花粉症改善におすすめしたい栄養素は、
- ビタミンD
- ビタミンA
- ビタミンC
最後に、皮膚のバリア機能の強化もしておくとよいでしょう。オイルを体に塗布し保湿すると、皮膚のバリア機能の強化に役立ちます。
ブレンドオイルをお風呂上りや寝る前に塗ることを習慣化してみてください。
繰り返しますが、アロマテラピーは心身全てを包括的に見て、精油を選択したり処方したりするものです。また、精油は非常に濃いもので使い方を間違えると危険ですので、信頼のおけるアロマテラピストに相談するか、自身で学ばれることをおすすめします。
ラシエスタは、アロマテラピーをホリスティックに学んでいただけるスクールです。
精油の効能だけでなく、心や体のことを深く学びます。ご興味のある方は体験レッスンに是非ご参加ください。